265kis00145ぜん 1994/05/10 00:49:48 前へ 後へ 上へ

アニメの危機?


ガンダム等で有名なサンライズの株式の50パーセントを、バンダイが
入手したそうだ。(本当。新聞に書いてあった。)

経営的に見れば、サンライズの経営側は強力な固定スポンサーを得られ、
バンダイ側もメディア事業の強化になるだろう。

だが、株式の50パーセントを握ると言うことは「株式総会で絶対的な発言力を持ち、

経営方針にも介入してくる。」と言う事である。
(よく合法的に会社を乗っ取るときに、この方法が用いられる。)

これは、バンダイが今までは「アニメの商品を作っていた」のが、これからは
「商品を売るためのアニメを作れる」と言う事である。

Gガンダムのガンダムだらけも、今までの「敵メカプラモデルの売行きが悪い」、
なら「全部ガンダムにしちゃえ」と言うバンダイの意見が多分にあったに違いない。

これでますます玩具にならないデザインは切り捨てられ、ストーリーよりも
アイテムが前面にピックアップされた作品が増えて行くのだろう。

(主役メカ交替も1度ではすまなくなるだろうし、ましてや玩具が売れなければ
即打ち切りと言う末路が。)

サンライズ社内の制作に携わっている人はどう思っているのであろう?

アニメを広めるために玩具会社とタイアップした手塚治氏の思惑が、
玩具を売るためにアニメが作られるという最悪の事態になってしまうのだろうか?

ビジネスの結果と割り切るには、余りにも寂しい私でした。

                       kis00145 ぜん

P.S

ジェイデッカーはどうなるんだろう。(スポンサーはタカラだったよね。)


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