497 | kis00001 | 輪違聡司 | 1994/09/19 08:09:34 |
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幽遊:別れ・それぞれの旅だち
いいっ! いいよぉ〜〜。
このあたりの話でのやりとり、やっぱり好きだよぉ〜〜〜。
最近、ドラゴンボールに関して、悟空が「ドラゴンボールを使えば生き返れる
から大丈夫だ」みたいなコトを言ったのが嫌だ、なんて話を聞きますです。
でも、もしかしたら、人知を越えたレベルにイッちゃったヤツって、そういう
風に思っても仕方ないのかな、とも思っちゃったんですよね。
わたしらが草木や小動物の事をそうそう省みることが出来ないのと同じよーに。
魔族として覚醒した、その影響もあるのかもしれないけど、S級クラスまでの
戦いを経験してしまった……常人を遥かに超越してしまったことが、無意識の内
に幽助の考え方に影響を与えていたと考えられないこともない……かも。
強すぎる者は、ただ「ああ、強くなったのね」ではすまないのね。
そこでこの黒呼さんとのやりとり。
ただ「強いモノに対する恐怖」だけが正直に吐露されている。
偽善的でもなければ、破滅的でもない。
北神とのやりとりをみてもそうなんだけど、このあたりの話って、ホント、手
前ェらの思ったこと、感じたことをそのまま言ってるって感じで、なんかいいん
ですよね。
暗黒武術会の終盤あたりから思い始めてたんですけど、幽遊って、ジャンプ伝
統パターン(笑)の中に置かれつつも、その中に埋没したくねーっつー意気込み…
もしくは気負い? みたいな物を感じるんですよ。勘違いかもしれないけど(笑)
受け線パターンに対し、一種懐疑的というか………そんな印象さえ受ける。
割とその辺好き。
あと好きなのは、日常についての扱い方。
蛍子ちゃんにとっては、幽助はあくまで幽助。
静流ねーちゃんにとっては、桑ちゃんはやっぱりバカ弟だし(笑)
桑原は高校受験を目指す。そっかぁ、中学生なんだよねぇ。
幽助は魔界へ。「3年で戻ってくる」と蛍子ちゃんと約束をして。
人知を越えた戦いの場から離れた、フツーの人も体験する、フツーの生活。
そこにも、彼らにとって重要なモノがある。
蔵馬にも、南野秀一としての家族がいる。
だからこそ、飛影の孤独がより浮き上がる。
こういう部分にもきっちりとウェイトを置いた話作り。私ゃ好きです。キャラ
の足が地に着いているもん。
幽遊アツイっす。いやマジで。
単なる「黄金パターンのお決まりアニメ」「ねーちゃんウケするキャラクター
アニメ」と思ってると絶対見誤るっす。こいつは。
やっぱいいっすよぉ〜〜上手いっすよ幽遊。
アニメの方ででもなんとか続けて欲しいっすよぉ。
わちがいそうじ。