時代を繋ぐ者か、時代を誤った者か……Eva.

　エヴァの「楽しみ」というと………、

　深く緻密な設定、リアルでＳＦチックな世界観、重厚な雰囲気、美麗な作画に
かっこいいメカアクション、キャラのやり取りにしばし登場する軽妙なギャグ、
そして……サービス(笑)

　でもそれは、"手段"でしかない、と思うんです。
　なんのための、といったら、それは"テーマ"を語るための。

　そここそが、私が「楽しみ」とは別に、エヴァに「期待」するところです。

　エヴァで作り手が言いたいこと…それは、一話の時点で、その一部が現れていた
ように思います。

　それは……、具体的には説明しにくいですが^^;、抽象的な言い方をあえてすれば、
おそらく、ハリネズミ達へのメッセージ……劇中において、シンジやレイやアスカや
ミサトやゲンドウや、諸々のキャラクターに対し投げかけられ、おそらく、やがては
人類全体に対して投げかけられ（そこで登場するのが「人類補完計画」ではないかと
見ています）、それらを介して視聴者へと投げかけられる………

　それはおそらく、キレイなものではないと思います。キタナイものだと思います。

　だからこそ、子供達に見てもらいたいと思います。
　今は判らなくとも、いづれ思い起こせる時が来ると思いますから。

（エヴァのサントラのインストにあるスタッフのコメントを読んでいると、その
　あたりの決意が、そこはかとなく見えてきます。）

　……でも、見られなきゃどうしようもないんですよねコレが(笑)

　１０数年前とは違うんだよねー時代が。
　あのガンプラブームの熱気がなかったら、ダグラムやらボトムズやらダンバイン
やらなんて、誰も見てなかっただろーなー、と思います(笑)

　今はその熱気が、ゲームに吸われちゃってますからね。
　コレ、マジで悔しかったりするんですけどね、最近(笑)
　仕方ないですけどね。パワーあるメディアであることは事実ですから。

　ゲームってのは"ホビー"と"作品"の両面を持っていて、そこだけで完結することの
出来る世界。
　ただ、アニメとゲームを同じ土俵で比べることの愚や無意味さをを承知の上で言う
ならば、ゲーム……とりわけアクション系のゲームなんてのは、いわば、アニメから
"快楽"だけを抜き出したよーな物って思うんですよね。"作品"としての面は、比較的
弱い。でも完結できてしまう。そこにちょっぴり不安と寂しさを感じたりもします。

　まーもっとも、今は"快楽"だけのアニメが幅をきかせちゃってますからねー(笑)
　とことん寂しいっす。

　そこに、エヴァ。
　せめて……せめて、１０代前半程度の子達には見て欲しい^^;;

　今私が持っている、楽観的消極的な期待、とゆーと………
　「ヤマト」も「ガンダム」も、後追いで人気の出た作品だとゆーコト(笑)
　それらと同様、後追いでもいいから……多くの人に見られるようになればいいな、
と思います。うわー希望的観測(笑)

　あとはネットの拡大^^;
　ちくしょー、深夜の放送じゃ意味ないぞーー！！ ……無いよりマシだけど^^;;
　こーゆー時、ＮＨＫ地上波だったなら……ベストなのになぁ^^;
　エヴァとイサミを擁したらＮＨＫ最強だぞ！ もうテレ東いらねーや（うそ(笑)）

　とりあえずは、積極的に応援しながら見守るのみ。
　さ、ＲＫＫ（熊本のＴＶ局）に葉書出すかな(笑)


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わちがいそうじ。