19kis00002MIO.H 1993/12/14 16:43:31 前へ 後へ 上へ

[KISS用法-98]EMSのページは B000 以外に


不具合の原因が分かりました。>よ〜こ11さん

他でも問題になってる人がいらっしゃるかと思いますので、
一般的に解説しておきます。

EMS にはページ・フレームという EMS メモリをアクセスするための
窓みたいな領域があります。
ここは 98 では現在 C000 に割り当てて使うのが慣習となっていますが、
(アホな)NE○は当初 B000 に割り当てるという(アホな)設定を
標準にしようとしていたようです。
でも B000 はグラフィック画面なので、これは大変困ります。
実際 98 のアプリの大部分はいきなり画面を叩くのでこれではまともに動きません。

98 の場合 EMS の本格的な普及は 386 の仮想86&ページング機能を使った
ものが出てからなので、アプリやユーザーはみんな C000 に設定にして使うよう
になったのでこれが標準になってしまいました。(当たり前だ)

KISSも B000 のページ・フレームには非対応です。
DOS3.3C 付属の emm386.sys のデフォルトは B000 なのでこれでは動きません。

device=emm386.sys /F=C000
                  ~~~~~~~
で、ページ・フレームを C000 に移してから遊びましょう。
DOS5付属の emm386.exe ではデフォルトは C000 のようです。
KISSを動かすだけならこれで問題無いでしょう。

ほんとはここもFM音源等のROMがあるなど面倒なことも
あるのですが(N○Cとしてはそこを嫌ったのでしょうが)、
アプリが動かなかったらしかたないです。

KISSの場合厳密には、グラフィックのメモリ、およびメインメモリと重なって
なければとこでもいいんです。ページ・フレームも1ページ分(16KB)あればいいです。


このあたりは色々な拡張ボードのROMアドレスや、UMBといわれるメモリの
割り当てもからんで本格的に使いこなすには、このスペースでは書き切れません。
内容もKISSの問題から大きく逸脱してしまいますので。

そういえば、ハードEMSで B000 固定という鬼畜なマシンがあったよーな。

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