1175 | kis00022 | yav | 1997/01/10 06:07:51 |
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KISS for PSX
KISS News Letter ではちょっと予告してましたけど,
最近プレステ用のKISSを研究中です.
前々日セルとカラーのロード部分をunix上でテストしてみたのですが,
4bit(16色)のピクセルであれば,案外VRAMにおけそうだという試算ができたので,
さっそく前日,プレステのVRAMにテクスチャパターンとしてロードしてみました.
サンプルデータとしてrei16kis.lzhを使っているのですが,
でっかい背景以外は,もしかしたら全部VRAMに置けるかもしれません.
参考までに,プレステの画面関係のアーキテクチャの解説をしとくと
1024x512ピクセル分のVRAMがあって,その一部を
表示領域,描画領域,CLUT,テクスチャパターン
に割り当てるようになってます.
インタレースモードだと表示領域と描画領域に640x480の同じ領域を
割り当てることになりますから,
480の下をCLUT(パレット)に割り当てるとして,
残りの384x512がテクスチャパターン用の領域になります.
普通のKISSデータならちょっと入りそうにないと思うかもしれませんが,
4bitのテクスチャパターンとして使用すれば
この4倍 1536x512のテクスチャパターンとして使用することができるのです.
これぐらいあれば結構なパターンが置けますが,
セルのデータを8x8等の小さいチップに分解し詰め込むことで
さらにパターン領域が稼げるのです.
(さらには,パターンが同じチップをまとめちゃうとなおGood!)
逆にいえば,8bit(256色)のセルを扱う場合
この半分のサイズになってしまうわけで,ちとツライかな?
とりあえず,4bitセルで背景とかないデータであれば
なんとかなるかなという感じです.
なお,VRAMの領域不足の問題はかわいいほうで,
ホントの問題は,メインメモリの不足と
プログラムの配布方法なんですよね.
メインメモリは2Mbytesだったけ?
元データとプリミティブバッファをとったらあまり残りがないので,
現在は,無圧縮のlhaアーカイブの形式で元データをメモリに置いて,
その内容を直に参照してます.
プログラムの配布方法は,もうお手上げですね.
はっきり言って普通の人のプレステで動くのは無理だろうなぁ.
まあ,KISS for PSX は ほとんど自己満足的な動機で作ってるんで
別に日の目をみなくても,
これにより自分のスキルアップがあればそれでいいかなと思ってます.
ま,そのうちSCE-NETにでもソースをアップしようかな?
UHD98984@pcvan.or.jp
yav