IE9 RCのActiveXフィルターに関して追記。
Google Chrome 11がデフォルトでJavaプラグインをブロックするようになったのでその件に関して追記。
v0.20bに更新と言いながらファイルをアップロードしていなかったことに気付いたので今さらアップロード。
v0.20bに更新。
最大固定セルに対応(fkiss互換)。
指定されたLZH書庫中にCNFが存在しない場合、書庫の外も探すように修正。
CNFやLZHの読み込み後、ストリームを閉じていなかった問題を修正。
セット/カラーの切り替えボックスに影を付けるようにした。
object要素使用の設置例にHTML5準拠のものを追加し、サンプルを差し替え。
Google Chromeについて追記。applet要素使用のサンプルを追加。その他細かい修正。
WindowsのInternet Explorerでobject要素によるロードがサポートされなくなった件を追記。
Safari/Microsoft VMについての追記。その他細かい修正。
セキュリティ情報を更新してページを分離。
セキュリティ情報を更新。
Macintosh版のInternet Explorer 5.1.4はめでたくobject要素でのJavaアプレット使用を認識するようになっていたので見直し。他にいくつか追記。
v0.20aに更新。
Exceptionでコケないよう各種エラーチェックを強化。
セルを見つけられなかったときLZH中の長い名前の切り捨てを試みる。
旧形式のセルを高さ800まで認める。
パレットを見つけられなかったとき切り捨てを試みる。
*のみで数字なしのパレット番号指定は*0とみなす。
不正なオブジェクト番号指定をチェック。
fkiss命令の引数が足りないかどうかチェック。
v0.20に更新。
半透明合成をVMに依存しないよう自前で行う。
コメント機能に対応。
セット0のみ表示のセルがセット0にも表示されないバグを修正。
新たに発見されたセキュリティホールに合わせてページを見直し。
デッドリンクを整理。
ブラウザのバージョンアップ等にあわせてページを見直し。
XHTML 1.1のProposed Recommendition、Netscape Communicator 4.77、IE 6.0βのリリースに合わせてページの見直し。
v0.10cに更新。
colorパラメータでファンクションエリアの色を指定できるようにした。
.jarのMIMEタイプがtext/plainになっていたためNetscapeでダウンロードするとブラウザの画面に表示されたりファイルが壊れたりすることがあったのを修正。
object要素の使用例に従って実際に設置したサンプル
applet要素の使用例に従って実際に設置したサンプル
(2002/04/29) v0.20からコメント機能に対応しました。
(2000/05/26) v0.10からfkissに対応しました。yavさんのfkiss v0.28のソースをほぼ忠実にJavaへ移植しています。ただし以下の点で本家fkissとは異なります。
また現時点では以下の制限があります。
再生可能な音声ファイルの形式はJava VMの実装に依存します。JDK 1.1までは.au形式(audio/basic)しか再生できません。Java 2からは.wav(audio/wave)や.aiff(audio/aiff)や.mid(audio/midi)にも対応しましたが、いまのところ(2000/05/26)Java 2対応のブラウザはNetscape 6か、インストール時にJava 2のVMを指定したHotJavaくらいしかありません。(2002/04/05)JRE 1.3.1_01a以降をインストールすることで、IEでもJava 2のVMが使えます。(2002/04/09)Netscape Communicator 4.78でも使えるようです。
いちおう実装していますが、セキュリティの関係上ブラウザ上では実行できません。AppletViewerではセキュリティの設定次第で実行できるかもしれません。
セキュリティ上の理由でブラウザ上のアプレットはSystem.exit()を使えないため、実装していません。
アプレットの表示領域のサイズを変更しようとしますが、実際に変更できるかどうかはブラウザに依存します。いまのところ変更可能なのはiCabとWindows版のIE4以降だけです(IEの場合はさらにobject要素を使う必要がある)。
(2000/05/26) v0.10からlzh_nameパラメータに複数の値を指定できるようになりました。以下のように指定します。
指定は追加セット→基本セットの順に行います。複数の追加セットがある場合は、新しく追加された順に指定します。KISSLDや本家DOS版KISSのコマンドラインと指定の順番が逆である点に気をつけてください。
LZH直視が可能です。ダウンロード用のアーカイブと全く同じものをデータとして使えるので、Webサーバのディスク使用量を節約できます。また多数のHTTPコネクションを張る必要がないので高速になります。
ただし、LZHファイルを先頭から1回しか読み込まない関係上、セルファイルの拡張子は.cel、パレットファイルの拡張子は.kcfまたは.ccbでなくてはなりません。LZH直視をしない場合にはこの制限はありません。
LZHファイルの展開処理には、しんき氏のLHACCESSライブラリをJavaへ移植したものを使っています。
JDK 1.0相当の機能しか使っていないので、Javaアプレット対応なら理論上はどんなブラウザ上でも動くはずです。v0.01系はJDK 1.0.2/1.1.8/Java 2 SDK 1.2.2/1.3のそれぞれに付属のAppletViewer、HotJava 3.0、WindowsのNetscape Navigator 2.02/3.01[ja]/Communicator 4.7/6.0 PR1 (4/6現在、英語版でないとJavaを含んだインストールはできません)、IE 3.02/5.01、MacのNetscape Communicator 4.5、IE 4.5 (+ MRJ 2.1.4 / Microsoft VM)/5.0、iCab Pre 1.9aで動作を確認しています。またWindowsのIEとNetscapeに関しては、Java Plug-inでの動作も確認しています。
v0.10系はJDK 1.2.2/1.3付属のAppletViewer、IE 5.5(Win)、Netscape 4.7(Win)、iCab Pre 1.9a (+ MRJ)で確認しています。JDK 1.0な環境でも動くとは思いますが、もし動かなかった場合は教えてください。気が向いたら対処します。
v0.20系はJDK 1.1.8/1.0.2の付属のAppletViewer、Internet Explorer 6(Win) + Microsoft VM Build 3805、Netscape Communicator 4.78(Win)、Mozilla 0.9.8(Win) + JRE 1.3.1_02、Internet Explorer 5.1.4(Mac) + MRJ 2.2.5、Netscape Communicator 4.79(Mac)で確認しています。
(2011-02-04) v0.20bは、Mozilla Firefox 3.6.13、Internet Explorer 9 beta (9.0.7930.16406)、Google Chrome 9.0.597.84/11.0.657.0 canary build、Opera 11.01、Safari for Windows 5.0.3 (7533.19.4)で確認しています。ただしGoogle Chrome 11 (Chromium Revision 72766)以降では表示するのにユーザーの許可が必要になりました。これはChrome側にセキュリティ対策として加えられた制限によるもので、applet側ではどうしようもありません。
(2015-09-02追記、2015-11-26更新) Google Chromeのバージョン45以降(Linux版のみバージョン35以降)やWindows 10のMicrosoft Edge、Win64版のFirefoxはJavaアプレットに対応しなくなったので、Javaアプレット版KISSは動作しません。これらのモダンブラウザではHTML5 KISSが使えるかもしれません。
ckissのフルカラーセルにも対応しています。ただし半透明のピクセルがどのように表現されるかはJava VMの実装に依存します。
(2002/04/29) v0.20から、半透明合成をすべて自前で行うようになったので、VMに依存することなく完全な半透明で表示されるようになりました。
%tによる透明度の指定をサポートしています。ただし半透明のセルがどのように表現されるかはJava VMの実装に依存します。
(2002/04/29) v0.20から、半透明合成をすべて自前で行うようになったので、VMに依存することなく完全な半透明で表示されるようになりました。
パレットの総数に制限はありません。つまり256色マルチパレットに対応しています。
マウスで服をつかんで、ドラッグ アンド ドロップで着せ替えできます。簡単には動かない部品もありますが、愛と情熱を持ってがんばれば、なんとかなるかもしれません?
右上の箱(2段に並んでいる場合は上の段)をクリックするか、1〜0のキーを押すことでセットを切り替えられます。セットが1つしかない場合は表示されません。
右上の箱(2段に並んでいる場合は下の段)をクリックするか、Alt+1〜0のキーを押すことでパレット組を切り替えられます。パレット組が1つしかない場合(最近のデータはほとんどがそう)は表示されません。Macintoshでは、とりあえずInternet Explorer 4.5 + MRJで試した限りでは、Alt+数字キーに対応するキー操作を見つけられませんでした。ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。
アプレットがフォーカスを持った状態でなくてはキー操作は効きません。
.jarをダウンロードするとファイル名の拡張子が.zipになってしまう場合がありますが、ファイルサイズが合っていれば中身はおそらく正常です。ファイル名を正しくリネームしてお使いください。
KISSデータを作成します。ふつうのローダで動作を確認しておいたほうがいいでしょう。
jarファイルをダウンロードします。fkiss命令を使う場合はfkiss.jarが必要です。fkiss命令を使うデータがない場合はkiss.jarにすると、わずかにサイズを節約できます。
1.で作ったKISSデータと、2.でダウンロードしたkiss.jarかfkiss.jarを同じフォルダに入れます。
古いブラウザに対応させる場合には、jarファイルを解凍してすべてのclassファイルも同じフォルダに置いてください(ただしjarファイルを置くのも忘れないでください。さもないとInternet Explorer(Win)でフリーズする可能性があります)。jarは圧縮方式としてはZIPそのものなので、LhasaやWinZipなどのZIP対応アーカイバで解凍できます。
Java Plug-inはすべてのバージョンがjarに対応しているので、Java Plug-inを使う場合はclassファイルは不要です。object要素によるJavaアプレットのロードに対応したブラウザもすべてjarに対応しているので、object要素を使う場合もclassファイルは不要です。
アプレットのclassファイルやjarファイルがデータファイルとごちゃまぜになるのがいやなら、codebaseを指定すればアプレットを別のフォルダに置くこともできます。
アプレットを読み込むためのHTMLを書きます。
記述例をいくつか示します。これは書庫のファイル名がkiss218.lzh、コンフィグファイル名がKISS.CNF、サイズが448*320のデータの場合の例です。width、height、lzh_nameパラメータ(とデータファイルへのリンク)、cnf_nameパラメータは実際のデータに合わせて書き替えてください。
HTML5の草案で示されている記述例に従ってマークアップした設置例です。HTML5ではapplet要素は廃止されました。
HTML5では属性としてのarchiveが廃止されたため、param要素でarchiveを指定しています。
64-bit版WindowsのInternet Explorerで動かすには、32-bit版と64-bit版で正確に(パッチバージョンまで)同一バージョンのJREをインストールする必要があります。さもないと、32-bit版と64-bit版のどちらかのInternet Explorerではアプレットの起動に失敗します。これはレジストリの「HKEY_CLASSES_ROOT\MIME\Database\Content Type\application/x-java-applet」キーの値として設定されるCLSIDがバージョン依存で、しかも64-bit用と32-bit用が互いに連動してしまう(一方の値が変わると自動的にもう片方にも反映されてしまう)にもかかわらず、「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\<classid>\InProcServer32」キーは64-bit用と32-bit用が独立しているためです。applet要素を使った場合にはバージョン非依存のCLSID(8AD9C840-044E-11D1-B3E9-00805F499D93)が内部的に使われるため、この問題は発生しません。
上記の問題を除けば、後述のHTML 4記法に比べて互換性ははるかに良好です。少なくともInternet Explorer 8 (Win64/WOW64)、Internet Explorer 9 Platform Preview 4、Mozilla Firefox 3.6.8 (Win)、Opera 10.61 (Win)、Safari 5.0.1 (Win)、Google Chromeの各ブラウザとJRE 6 Update 21の組み合わせで、問題なくアプレットが読み込まれることを確認しています。またこの記法は、HTML 4として見ても妥当です。
(2012-05-04) applet要素では等価な内容を記述しても、Java Plug-inがインストールされていないときブラウザによっては余計なお世話を働かせることがありますが、object要素の場合にはその問題はないようです。
(2012-05-04) HTML5ではembed要素が追加されましたが、等価な内容を書くことができませんし、HTML 4以前では定義されていなかったので、Javaアプレットの記述に使う理由はほとんどありません。
HTML 4.01で示されている記述例に従ってマークアップした設置例です。W3Cは将来的にapplet要素を廃止して、object要素に統一する方針です。HTML 4.01ではapplet要素は非推奨となっています。
XHTML 1.1の2000年1月のWorking Draftでは、非推奨のはずのappletは残っているのにobjectが廃止されるという訳の分からない状態になっていましたが、2001-04-06のProposed Recommendationでappletが廃止されてobjectのみとなり、ようやくW3Cの方向性が誰の目にも明確に分かるようになりました。
(2009-06-15追記)WindowsのInternet Explorerではこの記法を使うとMicrosoft VMを読み込もうとします。Microsoft VMがインストールされていなければ、この記法ではアプレットが表示されません。(2005-11-09追記)また、MS05-038によってカスタムモニカが無効にされたため、この方法は使えなくなりました。
Internet Explorer 4.0以降(Win)で表示領域を可変にするにはobjectを使う必要があります。
param要素でもarchiveを指定しているのはInternet Explorer (Win)対策です。Internet Explorer (Win)はobject要素のarchive属性を無視してしまいます。
HotJavaでは、codebaseを("./"でもかまわないので)指定しないと例外が発生します。(2000/11/14)IEでVMをBuild 3319以降に更新した場合、codebaseを指定するとアプレットが起動しなくなるようです。いったいどうしろと…。(2000/11/15)IE 5.5 SP1が原因で、VMもcodebaseも関係なくとにかくアプレットが起動しないようです。最悪。(2001/04/14)IE 6.0βで修正されました。
長文が要素内にあるとアプレットが表示されないという腐った現象がNetscapeで発生したので、注意書きを要素外に追い出しました。(2011-02-04追記) Google Chrome 11以降の機能でJavaアプレットがブロックされたとき要素内に何かあっても表示されないので、やはり要素内に書いたものが表示されるとは期待しないほうがいいようです。(2011-02-11追記) IE9以降のActiveXフィルターでブロックされたときも、要素の内容が表示されない場合があるようです。
applet要素は将来的に廃止予定ですが、HTML 4記法には
等々の問題があるため、appletを使った例も残しておきます。これらの問題のほとんどはHTML 5記法では発生しません。(2009-11-07更新)もっともHTML 5では、後方互換のためブラウザはapplet要素を解釈し続けなければならないと規定されているので、今applet要素で書かれていて問題なく動いているなら、あわてて書き換える必要はありません。
(2003/07/01追記)Windowsでは、Microsoft VMもJREもインストールされていない場合、applet要素に出くわすとオンデマンドインストールが動作していましたが、2003/2/20以降、Sunとの訴訟の関係でWindows Updateのサイトに飛ばされるだけになってしまいました。しかしWindows Updateでは、すでにMicrosoft VMがインストールされていないと新規にセットアップはできません。したがって予備知識のないユーザーは立ち往生してしまう可能性があります。
Java Plug-inを使う記述にしたほうがいいかもしれません。最近のOSやブラウザでは組み込みのVMはほとんどSunのJREになっているか、それ以外の場合でもSunのJREと互換性がある方法でロードできるようになっているので、Java Plug-inを使った記述でも十分に実用的です。とくにJava Plug-inがなければ自動的にダウンロードして組み込むように指定できるので、WindowsのInternet Explorerに関する限り予備知識のないユーザーにとってはむしろapplet要素を使うより親切かもしれません。
この例ではHTMLと同じディレクトリにkiss218.lzhとbinというサブディレクトリがあり、アプレットのclassファイルやjarファイルはそのbinの中に置かれています。codebaseの指定は相対パスでなくてもいいので同じサーバ上であればアプレットはどこに置いてもかまいません。
fkiss対応でファイルがかなり大きくなってしまったので、fkissなしのバージョンも用意しました。データでfkissを使用していない場合はこちらで十分です。
前述のように、Java VMの実装によっては半透明表現が不完全な場合があります。(2002/05/02追記)v0.20で解決しました。Java Plug-inを使うようにすればVMの差異に悩まされることはなくなりますが、利用者にJava Plug-inをインストールしてもらう必要があります。また、Java対応のブラウザはあってもJava Plug-inは移植されていないプラットフォームもあります。
SunはMac OS 9以前のバージョン用にJava Plug-inをリリースしていませんが、Netscape 4.76以降ではMRJ Plug-inが組み込まれ、Java VMをMRJとNetscape内蔵のVMから選択できます。
HotJava 3.0では「8AD9C840-044E-11D1-B3E9-00805F499D93.class」が見つからないとかいう間抜けな例外で動作しません。ただでさえJava Plug-in対応のHTMLを書いたページはほとんど見当たらないのに、自らさらに使い勝手を悪くしてどうするんでしょうかSunは。
ブラウザ組み込みのJava VMとJava Plug-inのどちらを使ったほうがいいのかは一概には決められないので、各自で判断してください。
新しいJREではInternet Explorerのapplet要素でもJava Plug-inを呼び出すことができるようになったので、あえて特殊なタグを使う必要はほとんどありません。
(2002/05/02追記)このアプレットに限っていえば、わざわざJava Plug-inをインストールしないと使えないように書く意味はもはやないと思います。
データファイル名の末尾に「?.jar」を付けているのは、.jarか.classで終わる名前でないとキャッシュしないというJava Plug-inの仕様対策です。とくにデータが大きいときは一度訪問した後の再ロードが大幅に速くなります。Java Plug-inを標準のVMとしているブラウザや、appletでJava Plug-inが呼ばれる可能性に備えて、applet要素を使う場合でも同様の細工をしたほうがいいかもしれません。
上記の方法でJava Plug-inを読み込むと古いNetscapeでアプレットを表示できません。対応させようとするとNetscape独自のembed要素を使わなくてはならないので、HTML 4では文法的に妥当なHTMLにすることは不可能でした。(2009-06-15追記)HTML5ではembed要素が復活しています。
等価な内容をきちんと用意してあれば無理にブラウザ上で表示させる必要はないことも考慮しましょう。
現在公開されているパラメータは以下の通りです。appletやobjectの中で指定してください。
データファイル(.cnf/.cel/.kcf/.lzhなど)をクラスファイルやjarと別のディレクトリに置きたい場合、その位置を指定します。上記はdataディレクトリにデータを置いてある場合の例です。
Javaのセキュリティの都合上、HTMLファイルが置かれているディレクトリのサブディレクトリしか指定できません。またローカルファイルの場合は、クラスファイルが置かれているディレクトリのサブディレクトリにもなっていなくてはならないようです。
画面右上に表示される、ファンクションエリア(セットやパレット組切り替え用の箱)の色を指定します。省略時は白になります。上記は青を指定する場合の例です。
指定の形式はHTMLのBODYタグでの色指定と同じです。ただし16進数による指定のみで、色名による指定はできません。
Javaアプレットの特長としてはプラットフォームを選ばずさまざまな環境で動作できることがあげられますが、世の中にはJavaアプレットに対応していないブラウザも当然あります。
Javaアプレットが動作しないのは古いブラウザだとは限りません。たとえばWindows版のInternet Explorer 5から、標準ではJava VMがインストールされなくなりました。Windows XPでもJava VMは標準でインストールされなくなりました。またMacintosh版のInternet Explorer 4.5以降では、Internet Explorer 4.01からMicrosoft VMを引き継ぐか、MRJをインストールしない限りJavaは使えません。もちろんJava VMやMRJをインストールすれば使えますが、利用者にインストールの手間を強いるのではPlug-inとたいして変わりありません。
WebにアクセスできるのはPCばかりではありません。DreamPassportやiモード、iPadなどもありえます。普及台数だけ見ればiモードは決して特殊な環境ではありません。いずれもJavaアプレットには非対応です。携帯機器の場合はリソースの制約から対応することも困難でしょう。
またブラウザがJavaに対応していても、セキュリティへの不安やNetscape 4.xでのJavaの初回起動の遅さから、あえてJavaを無効にしている利用者も存在します。
HTMLの仕様はそのような場合の対処も可能なようにちゃんと考えられています。Javaアプレットが無効な環境では、object要素(またはapplet要素)の中身が表示されます。これはJavaアプレットが有効なときには無視されるので、ここにJavaアプレットが無効なブラウザ用の記述を書いておくことができます。これを等価な内容と言います。
このアプレットが使うデータはKISSデータなので、ダウンロードすればふつうのKISSローダでそのまま読めます。したがってダウンロード用のパッケージを別途作成する手間はかかりません。データにリンクを張るだけです。等価な内容を書くことはWAIでも必須とされています。ぜひ書きましょう。上記の記述例は最低限の等価な内容も含んでいますが、説明は実際のデータに合わせてもっと詳しくしたほうがいいかもしれません。
なお、等価な内容はその名のとおり、object要素が表現するもの(この場合は着せ替え)と等価な内容を利用者が得られるようにするためのものです。間違っても「Javaアプレットが使えない人は帰ってください」みたいなことは書かないようにしましょう。
(2012-05-04) Chromeはapplet要素の中に何が書かれていても無視するようです。Firefoxもapplet要素の内容を無視することがあるようです(条件は不明)。IEはJavaがインストールされていないと1回だけダイアログを表示することがあり、これを止めることはできないようです。object要素の場合にはこれらの問題は発生せずに内容が書かれていればちゃんと表示され、情報バーでプラグインのインストールを促されることもないようです。IE8以前やIE9以降のIE8以前のドキュメントモードでは、object要素でも内容が表示されないようです(もちろんapplet要素でも表示されません)。Java Plug-inはインストールされているもののChrome 11以降の機能でブロックされた場合も、object要素でも内容は表示されないようです。
(2018-07-27) Chromeはいつの間にかapplet要素の内容を表示するようになっていましたが、今度はMicrosoft EdgeがWindows 10 バージョン1803以降、applet要素の内容を無視するようになってしまいました。
※この項のリンクは、メモ代わりに私がlocalhostへ張ったものなので他の人がたどってもつながらないものが含まれています。あらかじめご了承ください。
オブジェクトを画面の外に動かすことができます。画面の端で引っかかることを前提に移動制限を実現しているデータでは意図したとおりに動作しません。
FKiSS2はサポートしていません。
アーカイブ中のドキュメントを表示させることはできません。必要でしたら別途HTMLに埋め込むなりDOCだけアーカイブとは別にリンクするなりしてください。
CNF解析はかなりいい加減です。エラー処理も甘いので、データによってはあっさりNullPointerExceptionとかNumberFormatExceptionとかArrayIndexOutOfBoundsExceptionとかで初期化に失敗します。KISS/GSの仕様どおりにCNFを書いていれば問題ないはずですが…。
たとえば全角空白を区切り文字とみなしません。
LZH内のディレクトリは一切無視します。
LZH内LZHは読み込めません。理論的にはLZHInputStreamをネストさせるだけなので比較的簡単なはずですが手抜きモードです。KISS 2.50d以降のデータはほぼ間違いなくローダのLZH直視の仕様を考慮していますが、それ以前のものだと平気でLZH内LZHになっていたりします。
ckissデータは非圧縮のもののみ対応です。海外のKISSローダが圧縮セルに対応していない、国内のckissデータはほとんどがCD-ROM配布であるため圧縮の必要性が薄い、圧縮セルを作成できるのがコマンドライン用のツールしかない、などの理由から、圧縮セルが使われたckissデータはほとんどないので、実用上は問題ないと思います。
ks_rumi.lzhがNullPointerExceptionを起こします。書庫が破損しているようです。
ksmars4.lzh(追加セットのようだが)で、最初にセット9が選択されるはずですがそうなりません。
Mac版NetscapeのJava VMが透明度をまともにサポートしていないためと思われます。Netscape 4.76以降なら、Java VMにMRJを選択することでなんとかなるかもしれません。
(2002/05/02追記)v0.20以降で対策されました。
Netscape 3.0xのバグです。アプレット側ではほぼ対処のしようがありません。EncodingをWestern (Latin 1)にすればいいのですが、もちろん日本語が文字化けします。また文字コードを明示しているとそれもできません。
とりあえず日本語版の3.01はこの問題に対処済みです。
英語版は最新の3.04でも対処していないようです。uni3200.dllとawt32301.dllだけを日本語版の3.01から持ってきて上書きすると解消するかもしれませんが試していません。
上記のとおり、Mac版IEのMicrosoft VMは半透明をまったくサポートしていません。アプレット側での対策は簡単ではなさそうですし、MacでのMicrosoft VMの開発は打ち切られているのでとりあえず見送っています。必要ならMRJを使ってください。
(2002/05/02追記)v0.20以降で対策されたと思われます(未確認)。
JDK 1.0.2のAppletViewerは、WebサーバによってはClassFormatErrorを起こして、いかなるアプレットも一切開けません。これはJDK 1.0.2のバグです。WebサーバがHTTP/1.1を返すと不正な応答とみなすようですが、RFC 2145を読めばそういうことをしてはいけないのは明らかです。
JDK 1.0.2はかなり古いですしAppletViewerをローカルでのテスト以外で使うこともまずないでしょうから実質的に気にする必要はないと思います。
サーバ管理者であれば、JDK 1.0.2のアクセスに対して強制的にHTTP/1.0の応答を返すよう設定することで回避できます。たとえばApacheならhttpd.confに
BrowserMatch "JDK/1\.0" force-response-1.0
のように書きます。最近のApacheでは標準でこの設定がされているようです。